「駅近の狭小住宅が売れない!」「早く売るにはどうしたらいいのだろう?」とお悩みの方へ。
駅近の狭小住宅が「意外と売れない」と悩んでいる売主さんは少なくありません。理由は、売り手と買い手の価値感の違いが大きく関係しています。土地の価値を見直して適切な業者に相談すれば、「売りづらい」といわれる狭小地でも売れる見込みがあります。
この記事では駅近の狭小住宅・土地を持つ売り手の方に向けて、駅近の狭小地が売れにくい原因とその解決策を解説します。
駅近であっても、狭小住宅は売りづらいのか
結論からお伝えすると、駅近であっても狭小住宅は通常の物件よりも売りづらくなります。人気といわれる駅近物件でも、かなり条件が良くなければ中古の狭小住宅はなかなか売れません。
物件売却における“良い条件”とは、主に以下の3つです。
- 人気エリアである
- 築浅である
- 価格が安い
「駅近物件ならすぐに売れるだろう」と売り手は思いがちですが、実際は「駅から5~10分くらいの駅近中古物件なのに、買い手が全然見つからない」というケースも少なくありません。
この状況は、駅近ですぐに物件・土地が売れると思っている売り手と、実際にはそこまで人気が高くないという状況の乖離によって起こります。
駅近の狭小住宅が売れない、4つの理由
駅地下の狭小住宅が入れない理由は、以下の4つが挙げられます。
- 築年数が古い
- 人気の少ないエリアである
- 駅から徒歩10分を越えている
- 価格が市場観にあっていない
それぞれ順番に解説します。
1.築年数が古い
最近は中古物件の人気も高まっています。しかし買い手としては「中古といってもなるべく新しい物件が良い」というのが本音であり、あまりに古い築年数の物件はなかなか買い手がつきません。
売れる1つの区切りとしては「10年以内」が目安であり、10年を超えると中古物件としては大変売りづらいのが現実です。例えば築9年と築12年の物件であれば、3年ほどの差でも、その売れ行きには大きな違いが発生します。
また中古物件の老朽化がひどい場合、多くの方はリノベーションして自分好みに作り替えます。その点、築浅の物件であれば設備もまだ新しく、あまり手を入れる必要がありませんのでリノベーション費用も安く上がります。
こういった理由により築年数が古い物件は、駅近であっても買い手がつきにくいのです。
2.人気の少ないエリアである
同じ駅近といっても、人気エリアの駅かどうかは物件が売れる“要”といって過言ではありません。いくら駅近であっても、需要の少ないエリアでは売れづらくなります。
人気の駅としては、以下のような特徴が挙げられます。
- 都市部からアクセスが良い
- 住宅地として人気がある
- 治安が良く安心して暮らせる区域である
- スーパーや病院など周辺の生活環境が整っている
都市部から少し遠くても、特急や新快速で停まる駅なら乗り換え回数が少ないため人気です。一方で駅近といっても地価が安く不便な田舎のエリアであれば、土地需要は大きく下がります。
またファミリー世帯で暮らすなら、学校や治安、周辺環境を気にしない人はいないでしょう。学校まで1時間以上歩く・スーパーは車でなければ行けないという区域であれば、駅が近くてもなかなか買い手がつきません。
大阪を例に出すと、梅田に近い中崎町や中津駅、北摂エリアの豊中駅や吹田駅の駅近は人気があります。狭小地であってもエリアに魅力があるため、買い手は比較的見つかりやすいでしょう。
3.駅から徒歩10分を越えている
一般的に“駅近”といわれるのは、駅から徒歩10分未満を指します。主要エリアの駅であっても、駅近として売りに出すなら10分未満の距離が望ましく、MAXで15分が限界でしょう。不動産広告の基準では1分=80mで換算されているので、例えば駅から徒歩15分の場合は80m×15分=1.2kmほどの距離があることを指します。
また主要エリアでない場合、駅から10分以上の距離にある狭小住宅・土地は「かなり売りづらい」と思っていてください。
4.価格が市場観にあっていない
前述の通り、駅近の狭小住宅が売れない原因として「売り手と買い手の認識に乖離がある」という要因があります。そしてこの乖離は、売り手が付けている物件価格にも大きく反映されます。
中古に加えて「狭小住宅」という要素を考えると、通常の駅近よりも需要は下がるため、それに合わせて価格も下げなくてはいけないためです。
既に物件を売りに出しているのに売れない場合、まずは「適正価格を考える」ことから始めましょう。さらに買い手から価格交渉があれば応じるなど、柔軟な対応が必要です。
駅近の狭小住宅を売るためには?
駅近で狭小住宅を売るためには、以下の2つの方法がおすすめです。
- 狭小住宅・土地の販売実績のある仲介業者へ相談
- 狭小住宅・土地を専門とする買取会社へ相談
それぞれ順番に解説します。
1.狭小住宅・土地の販売実績のある仲介業者へ相談
狭小住宅を売りたいなら、不動産の仲介業者へ相談してみるのも1つの手段です。ここでポイントとなるのは「狭小住宅・土地の販売実績の有無」です。実は多くの仲介業者は、狭小地や狭小住宅に決して強くありません。
とりわけ「どんな物件でも売ります!」と窓口を広く設けている業者の中には、集客目的で「なんでも扱います」と謳っている可能性があるため要注意です。
仲介業者に販売を依頼する際は、狭小住宅に強い業者であるかを見極め、慎重に依頼するよう気をつけましょう。
2.狭小住宅・土地を専門とする買取会社へ相談
駅近の狭小住宅を売却したいなら、狭小住宅や狭小地を専門に扱う、買取業者へ相談する方法もおすすめです。先述のとおり狭小地を専門としない買取取業者では、買取自体を断られる可能性もあります。相談する際は「狭小土地・狭小住宅専門」であるかどうかを確認してみてください。
買取の場合、仲介よりは売値が下がってしまう可能性はありますが、その分「仲介不動産」より物件・土地を売却できる可能性は高まります。また買取業者ならすぐに見積もりを出してもらえるため、売値の算段が付きやすい点もメリットです。
まとめ
今回は「駅近なのに、狭小住宅・土地がなかなか売れない……」と悩む売り主に向けて、売れない理由と解決策をご紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、あなたの狭小住宅はそもそも売れる物件なのか?どうすれば売れるのか?を判断してみてくださいね。
また当社では大阪市内・池田・豊中・箕面・吹田・高槻・茨木エリアの狭い土地・物件を専門で買取しています。大阪エリアで「なかなか狭小住宅が売れない!」「狭小地を早く売却したい!」とお悩みの方は、極小地専門の小さな土地買う.comまでぜひご相談ください。