狭小地の価値は「立地」で決まる | 他に評価するポイントと実際に買い取った狭小地

駅徒歩5分10坪の土地 長屋の一角 親から相続した小さな家などの例

一般的に、15坪より狭い土地のことを、狭小地といいます。

今回は、

  • 狭小地に価値はあるのかどうか?
  • 狭小地の価値は何で決まるのか?
  • どんな狭小地なら、価値があると言えるのか?

といった、狭小地の評価基準にまつわる事柄を、分かりやすく説明していきます。

当社が実際に買い取った狭小地の例もあわせて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

そもそも、狭小地に価値はある?

大阪であれば市内など、面積の広さの割に人口が多い都会において、狭小地に価値はあります。

「こんなに狭い土地を、欲しがる人はいないのでは?」と調べる人は多いですが、実際は当社のように狭小地買取専門の業者もあるくらい、その価値は認められています。

では、その価値の大きさはどうやって決まるのでしょうか?

狭小地の価値は何で決まる?

狭小地の価値は、ほぼ立地で決まります。

仮に大阪市内であれば、「福島」や「中津」をはじめとする人気エリアにある狭小地の価値は高いです。

そして人気エリアのなかでも、駅に近ければさらに価値は高まります。

道路に面していない狭小地の価値は低い

いっぽう、評価できない狭小地の“評価できない理由”も、立地の問題がほとんどです。

四面を別の所有者の土地に囲まれた土地、無道路地(道路に面していない土地)は、活用の仕様がないために、価値を付けられない・評価できないケースが多いです。

そうした狭小地は「売れにくい」「少なくとも高値では売れない」と考えるべきでしょう。

買取業者が狭小地を評価する3つのポイント

狭小地の価値を決めるにあたって、もっとも重要なのは立地ですが、もちろん他に評価している点はいくつもあります。

以下、狭小地の買取業者が狭小地を評価するときに、見ているポイントの一例です。

  1. (狭小地のなかでは)広いか?
  2. 住宅ニーズがあるか?
  3. 懸念事項がないか?

【1】(狭小地のなかでは)広いか?

「狭小地」なので、“土地が狭い”ことは買取業者も重々承知していますが、そのなかでも少しでも広いほうが価値があると思っています。

例えば、同エリアの3坪の狭小地と15坪の狭小地では、15坪の狭小地を高く評価します。

【2】住宅ニーズがあるか?

買い取られた狭小地は、宅地として活用されることが多いです。

「家を建てる」ということは、「家を欲しい」と思う人がいなくては、成り立ちませんよね。

だからこそ、住宅ニーズが高ければ高いほど、狭小地の価値は高く見られます。

《住宅ニーズの例》

  • 様々な場所への交通アクセスが良い
  • 最寄り駅まで近い ※徒歩で行ける
  • 治安がいい
  • 「住みやすい街」と人気のエリア内にある
    (利便性が高い)

【3】懸念事項がないか?

懸念(けねん)事項というのは、平たく言えば「みんなが気にしていること」です。

自分が家を建てるとして、「こういうものが近くにあったら嫌だな」「生活しにくいだろうな」と思うことは、他の人も同じように思うことです。

《懸念事項の例》

  • 近くに悪臭や煙を出す工場がある
  • 近くに送電塔がある
  • 墓地に接している
  • 特急電車が通過するため騒音が激しい

こうした懸念事項がなければ、狭小地の価値は高くなります。

価値があって買い取った狭小地の例

当社『小さな土地買う.com』は、狭小地専門の買取業者です。

大阪市内を中心に、多くの狭小地買取実績があります。その例を、いくつか紹介しましょう。

【1】大阪市城東区 13坪の狭小地

Aさんから、大阪市城東区にある、13坪の狭小地を残置物ごと買い取りました。

城東区は「住みよい街」「欠点の少ない街」としてのイメージが強い、大阪市内でも人気エリアの1つです。

そんな城東区のなかでも、Aさんの土地は特によい立地だったため、比較的高い価値が付きました。

また”13坪”と、狭小地というくくりのなかでは広かったことも、高評価した理由の1つです。

【2】大阪市鶴見区 10坪の狭小地

Bさんから、大阪市鶴見区にある、10坪の狭小地を買い取りました。

Bさんの狭小地は、駅からわずか徒歩5分の立地にありました。エリアを問わず駅近物件は人気なので、いい評価をしています。

ちなみに、この狭小地に住宅ローンは残っていませんでした(そもそも、現金で購入されたもの)

そのため手続きは迅速に進み、1週間後には現金化しています。

【3】大阪市北区 「天神橋六丁目」駅周辺の狭小地

Cさんから、大阪市北区「天神橋六丁目」駅周辺にある狭小地を買い取りました。

人気エリアであることも評価した理由の1つですが、このあたりに1戸建てが少ないということも重要でした。

「天神橋六丁目」駅周辺で、一戸建てに住みたいと考えるファミリー層からの高い需要が見込まれています。

価値を上げるために売主ができる工夫

狭小地の価値を上げて、少しでも狭小地を高く売るために売主ができることは、意外と少ないです。

できるとしたら、狭小地に住宅が残っている場合に、中の荷物(残置物)を空っぽにすることです。

狭小地買取業者は、「中の荷物はそのままでも大丈夫」と言うことも多いですが、本当にそのままになる場合、残置物の処分に経費がかかるので、実際のところはそのぶん「安く買いたい」と考えます。

逆に、残置物の撤去が要らない場合は、撤去費用を考えなくてもいいので、「そのぶんは買取費用が高くなっても構わない」と判断されます。

結果として、高い値段に設定して狭小地が売れる確率が、わずかながら上がるのです。

とはいえ、手間をかけて土地に工夫をするよりは、数社で狭小地の査定をしてもらって、1番高いところで売ることが得策でしょう。

(ただし、狭小地については、買取業者によって買取価格にそう大きく差がつくことはありません。)

まとめ

以上、狭小地の価値・評価について、分かりやすくお伝えしました。

よく「売れにくい」と言われる狭小地ですが、価値がないというわけではありません。

人気エリアの狭小地であれば、適正価値が付き、早く売れることも多いです。

もしも狭小地を「できるだけ高く売りたい」、もしくは「早く売りたい」、「手間をかけずに売りたい」とお考えなら、通常の不動産買取業者ではなく、狭小地専門の買取業者に相談することをおすすめします。

当社『小さな土地買う.com』は、大阪市内・池田・豊中・箕面・吹田・高槻・茨木を対象にする、狭小地専門の買取業者です。

仲介ではなく買取なので現金化が早いこと、売却手数料が不要なことなど、多数の強みがあります。

「狭小地を手放したい」「楽に狭小地を売りたい」なら、ぜひご相談ください。

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